#ジャックと豆の木騒動(1/7)
ある日
オオカミ「・・・・・・・何だこりゃ」
未だ修復工事が終わらないグリム荘の前。
オオカミ「・・・・・
豆?」
なぜ豆がこんなところに。
やけにデカい豆だな。ソラマメの進化した物だろうか。
オオカミ「・・・・・・・赤ずきんにあげたら喜ぶかなぁ」
今晩の夕飯とかにするだろ、アイツなら。
10分後
赤ずきん「・・・・・あら?アレは......」
ジャックさんだわ。
何してるのかしら。
赤ずきん「ジャックさーん。どうしたの?探し物?」
ジャック「
ふぁ!?お、おぉ.....あ、赤ずきんか.....いやちょっと私物を落としてな.....」
無類の豆好き男・
ジャック。
赤ずきん「私物?サイフか何か?」
ジャック「いや、もっと大事な物だ。オイラの命に代えても守り抜きたい物なんだ」
赤ずきん「・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・何だろう。
命より大切な物............,?
・・・・・・・・・そうか。
大金か。
1000万くらい入ったバッグを落としたんだな?
それならここまで焦るのも納得だ。
ジャック「いや、実はその落とした物なんだが......」
赤ずきん「
大丈夫!ジャックさん、私に任せて!一緒に探してあげる」
ジャック「え、えぇ.....?本当かい?それは助かるよ」
赤ずきん「その代わり...,..見つけたら
半分ほど私にちょうだい?」
※お金だと思っています
ジャック「は、半分.....?い、いいけど........モノ好きだね」
※豆の事です
赤ずきん「よーし!
探すわよー!!」
こうして
勘違いしたヤツらの
マヌケな物語が幕を開けた。
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