浮気されたので浮気します。
[No.3](1/30)


***

「「アハハハ」」

やっぱり真翔と一緒に話していると楽しい。

もし、もし今、超能力が手に入るなら時間を止める能力を手に入れる。そしたらこのまま時間が止めちゃえるのに。



ポキポキ♪♪



アプリの通知音が鳴る。

私のケータイの通知音は確か違うやつ。ということは真翔のかな?


「真翔ケータイ鳴った?」


「あっ俺か」


その通知音はやっぱり真翔ので、真翔はケータイをポケットから出し見た。

さっきまでの明るい表情とは変わってだんだんと真剣な表情になっていく。


「ん?どうかした?」

何かあったのかと気になり聞いてみる。


「ごめんっ。ちょっ先行ってて」


学校なんてもう目と鼻の先にあるのに。そんなに急な用事?と疑問に思う。




あっ。


悪い予感が一つ思い浮かんだ。


"もしかして美香のとこへ?"





「あっうん」

今、真翔を引き止める権利なんて私には無い。
でもここで私が「行かないで」って言ったら行かないのかな?


「ほんとごめんな!」

そう言って道を走って引き返して行った。


一人にされた私はとぼとぼ歩く。もう学校にすぐ着くのにわざと遅く。もしかしたらすぐ来るんじゃないかなって。なわけないけど。







「お前朝っぱらからなにブッサイクな顔してんだよ」



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