ドリーム学園

★ 第08章(1/4)


『…あ、あの・・瞬太』

「ん〜?」

『手……離して?
大丈夫だから』

そう言われ瞬太は
渋々手を離した


「あっれ〜?

保健室に先生いないじゃん?」

『ホントだ……』


この時、歌織は
気付かなかった


瞬太が嬉しそうに
笑った事を…


『とりあえずベッドで休もうかな……

瞬太はどうする?』

そう言ってベッドの中に入る歌織

「俺も寝るー」

そして瞬太も同じベッドに入る


『ちょ、ちょっと!!!!!』

「んー?」

『………(キュン』


あまりの可愛さにときめいた歌織


『あ、じゃなくて……

一緒に寝るってのは…
その………』

「イイのー」

『………(キュン』


再びときめいた歌織


あまりの至近距離に
目を合わせられない


歌織は避けるように
瞬太に背を向ける


ぎゅっ…


『きゃっ!!!』


突然瞬太が抱き締めた


『しゅ、瞬太///!?』

「Zzz…」



寝てる…………


まさか私………



瞬太が起きるまで
このまんま!?


「……る」

『ん?寝言…?』


あれからずっと抱き締められたまま

数分が経ち瞬太が寝言を言い出した



「か…おる」

『……へ?私?』


しかし歌織は振り返る事はしない

『(近いよー
後ろ向けないよー)』



ちゅっ


『…んっ///!?』


そんな歌織の気持ちも知らずに
瞬太は首筋にキスをした


『瞬太//!!!
起きてるんでしょ!?』


勢いで振り返った歌織

そこには気持ち良さそうに寝ている瞬太


『……/////』


整った顔立ちに思わず赤面した


「……Zzz」


『(人の気も知らないで…//!!!!)』


抱き締められたまま
身動きが取れない状態


至近距離で向かい合ったままの体勢に
歌織は布団に顔を埋めた




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