ドリーム学園

★ 第03章(1/5)


「えーっと?

つまり、お前は元ヤンな訳??」


4人は未だに物置教室から出ず

歌織が蹴った椅子が
なんでへこんだのか……から始まり

今は素の歌織を探る
質問タイムになっている


龍斗は歌織に確認するように聞いた


"元ヤン"


一見、大人しそうで
喧嘩には無縁に見える歌織


しかし、本人がそうだと
言ったら事実になる


『中学の頃は喧嘩無敗のレディースだったよ』


「無敗!?どんだけ強ぇんだよ!!!!」

瞬太は開いた口が塞がらないといった模様


「強い女の子なのに純情か〜………

可愛い!」


と誠史は歌織を抱き締めた


『え!?////』

「ほら、赤くなった」

と微笑む誠史に対して

「あ!ズルい!!!」

「ズルいって何だ(笑)」


と瞬太は歌織を誠史から
奪って後ろから抱き締めた

龍斗は穏やかに笑っていた


『もっ、もう!!!!!
離してよ!!!!!////』


顔が真っ赤になった歌織をからかうように

瞬太と誠史は

「歌織ちゃん、顔赤いよ?」

と頬をツンとした


「なんならこの先、教えてあげるよ?」

と瞬太が耳元でそう呟いた


『け、結構です////!!』

更に顔を赤くさせた歌織


しかし、瞬太は

「何、赤くなってんの♪?」


と抱き締めた腕に力を入れる


明らかに歌織の反応を楽しんでいる二人に龍斗は

そろそろ助け船を出した


「おい、その辺にしとけよ」

『……(ホッ』

「龍斗が言うなら」

「勘弁してやっか」



そして、4人は教室へと
向かったのだった





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