ゆーらり
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それから1週間過ぎた頃の話。
彼女も何事もなかったかのように元彼の話をしなくなったので、気を抜いていた。


「今日、休みとってるから1日ゆっくりしとく〜」


そう朝からラインが入り、


「たまにはゆっくりしとかんね〜」


と返したが返事もなければ既読もつかない。
おまけに電話も出やしない。


またなんかあったんだと思い、気が気じゃない。
でも自分が仕事をほったらかすわけには行かず、会議の発表も社長の発表の画面操作もどうにか考えないようにして、定時に帰路に着いた。



すると、彼女から電話が入る。



「なべ、どこ…?



「お前がどこにいるの?」



「ここ、うんと、バイパスのセブン



職場の近くのセブンだった。



そして会って、びっくりした。



顔は左の顎から頬にかけてボッコリと晴れ、
腕を見たら赤く腫れ上がった痣だらけ。


1週間、元彼にストーカーにあってたそうだ。
何も言わずに、耐え抜いて、彼女は最後は自分で終わらせたと言った。



殺してやろうかと思った。



だけど彼女は



「もう、ほんとに終わったから!!だから、大丈夫だよ、安心して。この傷だって、自分が悪いんだから。もう何も言わないで」



そう言われると何も言えないし、何も聞けない。
多分見越してその言葉を言ったんだとは思うから、そこはもう何も触れずに、とりあえず応急処置をした。



だけど後から聞いた話
(友達が家の前だから) 彼女は男の急所を蹴って、なんと青く晴れ上がり病院送りになってたそう。
それ聞いて納得した。
自分が悪いってそういうことかと。


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