ゆーらり
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と、思っていたら
いきなり振り返りこっちに帰ってくる。

しかもすごい形相で。


バンっと勢いよく車のドアを開けて、


「あんっったねぇ!
好きなら追いかけなさいよ!!!!


思わず度肝を抜かれたね。この時は本当びっくりした。
だって、別れたいって言ったの俺。
もう無理とまで言って、それでなんで偉そうにできるのか謎で謎で、この子めちゃめちゃやなって正直思ったけど、なんか分からないけど、素直じゃなくて可愛いなと、思ってしまった(多分これが誤り)



「ねえねえお嬢さんや 、あんた俺のこと好きやろ?」



頬を赤らめて、黙る彼女。




「もう、元彼と連絡せずに、こ、ん、ご、いっ、さい元彼の話題をしないなら、別れなくていいよどーする?」



「せこい。」




「どーする?」




「もう、もと、かれの話題は、、、しません



勝ったなと思いました。
ゲスですが。


「言っとくけどね、ほんっとにあなたは私と別れたら、絶対後悔するよ」



「はいはいそうね」



「だからね!!別れないでいてあげるの!」



「そーねありがとさーん」




「馬鹿にしとるやろ!
他に男はいっぱいおるんだからね!!なべじゃなくていいんだからね!そんな態度とってたら別れるよ?!」



「出来るの?








「でしょ?」



成人式は、こんな感じで12時過ぎました。
成人式だったこともあり、人生に一度きりだからと大目に見てもらえて、彼女も怒られることはなかったそう。


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