珈琲にはとびっきりのお砂糖を。
文化祭ってそんなに他校の子来ないよね(36/36)
お互いに恋人が出来ようと私達が離れることはない。
依存しているようで少し違う。
円香が私達を見て不安に思うのは当然のことかもしれない。
第三者から見れば異質に違いないのだ。
「ありがとう理乃…私、頑張ってみるね」
「うん、頑張って」
「それでさ、理乃にも協力して欲しいんだけど!」
「へ?」
予想外の言葉に思わず声が上擦った。
「え、協力って?」
協力と言われても大して出来ることなんてない。
隣で育ってきたとは言え、昴の好みや恋愛事情については自信がないし協力出来るほど詳しいわけでもない。
そしてその円香の返答は、予想を更に上回る言葉だった。
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