珈琲にはとびっきりのお砂糖を。
祭りの日は何かが特別(1/25)
祭り当日、いつも通りの私達には何も特別なことなんてなくて、他愛のないことで無駄に盛り上がりながら待ち合わせ場所に向かう。
「あっ昴君、理乃!」
円香の声が聞こえた方を見て息をのんだ。
浴衣を着て髪を上げた円香は明らかにいつもとは違う。
「おーいいじゃん、浴衣」
「本当!?嬉しい…」
昴はストレートに褒める。
きっとこういうところがモテるのだろう。
頬を赤らめる円香を見て私は曖昧に笑った。
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