彼氏の浮気を目撃しました
[別れ](1/18)
イケメンくんに何か言った方が
いいのかな‥?
そう思って何度も後ろを
振り向いていると
涼先輩がやめろとばかりに
すごく強い力で腕を引っ張ってきた。
涼先輩は黙ったまま
どんどん歩いていく。
「ねえちょっと‥涼せんぱ「黙れ」
わたしの言葉もただ遮られた。
は?と思ったけど
今日は涼先輩と話さなくちゃいけない。
だからそのまま黙って
着いて行くことにした。
しばらくして着いた所は
わたしたちの家の近くの公園。
わたしと涼先輩の家は
徒歩五分程度の距離で、
この公園はそのちょうど間にある。
だから毎朝この公園で集合して
一緒に学校に行ってるんだよね。
学校からも近いから
毎日徒歩。
わたしにとっては
その登校時間もすごく
大切な時間だった。
涼先輩がどう思ってたかは
知らないけど。
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