社会人になってからの体験談←
高校の時の後輩Cちゃんからある時連絡がきた。
Cちゃん
「今は専門通ってるんですけど、同じクラスの子がやたら宗教の勧誘してきて…一人で行くの怖いんでついてきてもらって良いですかね?」
私は了承して
〇月×日の10時に〇〇に集合
と連絡が来てCちゃんに同行した。
ついた場所は豪邸?まではいかないけど大きな小綺麗な家だった。
どうやら話を聞くと教祖?
その宗教団体のボスのお宅だった。
まず、リビングに通されてパンフレットを渡された。
《神は私達の味方です》
宗教にありがちな謳い文句が書いてあった。
最初は信者は何人いて夏場には他県に所有する別荘に修行に行ったり
そこのお宅でボスの講演会をしたりしながらお茶を嗜むみたいな話をした。
それからみんなが拝んでる場所へ移動した。
小綺麗な格好のおばさんやスーツを着た割と年がいってるおじさんが土下座をしながらなんやらブツブツ唱えてた。
正直率直な意見
(うわぁ〜きもちわるっ!)
って思った。
Cちゃんも共感していたようで。
最後に寄付金の話になり、
「通帳とハンコはお持ち?」
と聞かれた。
Cちゃんが不安そうな顔をしながら手をテーブルクロスの下にやり、取り出しそうな仕草をしたので掴んで無理矢理止めた。
私「なんで通帳とハンコなんですか?」
ボス「通帳の数字を見たら普段どれくらい神様から頂いてるのか霊視できるのよ。それを目安に寄付金の妥当額をこちらで決めるわ。」
私「はぁ?何で今日会ったばかりの人に通帳見せろって言われて普通見せないでしょ。それに神様から頂いてるってきちんと働いて食ってんですけど。じゃあちなみに聞くけど信者はどんくらい寄付金入れてんですか?」
ボス「ふふふ(笑)最初はみんなそう言うのよー。でも私が予言したりするとみんなに幸福が舞い込むから多い人で一億かしらね?貴女達は若いし10万くらいが妥当だと思うわよ。」
それを聞いてこの小綺麗な家は信者からむしり取った金で建てたんだなと思った。
私「私達後日検討しますね。今日は失礼します。」
そう言ったら後ろから強面のおじさんが3人程入ってきました。
「なぁ?姉さん。先生が言うことは百発百中なんだよ。黙って通帳とか渡せよ。」
そう言われ
「神を馬鹿にすると制裁と天罰が下りますよ」
と言われた。
「寄付金出さないくらいで天罰下ろすケチな神様なんてこっちから願い下げっすよ。行こう。」
そう言って無理矢理帰宅した。