Disney story
[ミッキーからの手紙](1/1)
「パパ。あつい。」
8歳の息子、瞬が訴えてきた。
この日は夏休みで入場制限がかかるほどの混雑日。しかも最高気温35度という凄まじい暑さ。
妹の美波と瞬、妻と4人で美波と瞬の誕生日が8月17日と18日なので2日間アンバサダーホテルを予約して宿泊していた。
1日目の今日はディズニーシーへ明日はディズニーランドへ行く予定だ。
美波は妻とタートルトークというアトラクションへ。
自分と瞬はインディジョーンズアドベンチャーへ。
待ち時間はなんと130分。
炎天下のなか、水分も取れずに瞬が熱中症で倒れそうになってしまった。
いそいで近くのキャストさんに声をかけた。
「すみません。息子が熱中症になっちゃったみたいで。」
「すぐもどります。ちょっとお待ちください!」
そういうとすぐに近くのドリンクを売っているワゴンから水とスポーツドリンク、濡らしたタオルを持ってきてくれた。
「すぐ、救護がきます。」
そういうと2分足らずで大人の男性のキャストさんがきてくれて救護室に連れていってくれた。
息子はすぐによくなった。
しかしこのままパークにいくのは危険だと思い、妻に
『ちょっと疲れたから部屋にもどります。』
とメールをしてホテルへ戻った。
瞬は美波にからかわれるからといって熱中症になりかけたことを、
妻と美波に知らせないで欲しいとたのんできた。
「わかった。男と男の約束にしよう。」
少しふざけながら約束をした。
しばらくして、美波と妻がかえってきたので、4人で食事をし、部屋に戻った。
すると、途中でレストランの方が封筒を渡してきた。
瞬は封筒を隠していたけれど、美波にせがまれて見せてくれた。
『dear瞬くん
今日は僕たちに会いにきてくれてありがとう。
瞬くんが早く元気になって明日は楽しく過ごせますように。
fromミッキー』
美波には結局からかわれていたけれど、瞬は嬉しそうだった。
あの日、息子と男の約束をはじめてした。
これからもひとつひとつ、瞬や美波と学んで行けたらいいと思う。
- 3 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品レビュー
⇒モバスペBook
[編集]
[←戻る]