シガレットアビリティー
[能力育成高校](1/13)
警察の包囲網をくぐり、連れて行かれたのは大きな学校だった。
拓海「学校?」
吉永「そう!ここが僕らの学校さ」
廊下を通り、通されたのは生徒会室だった。
拓海「なぜ生徒会室なんだ?」
吉永「なぜって…僕らは全員生徒会役員だからだよ」
生徒会室に入ると三人の生徒がすで部屋の中にいた。
男子生徒1「来たか」
一人は髪が長く、後ろで縛り、キリッとした目つきの青年。刀を帯刀している。
女子高生「ちょっと遅かったんじゃない?」
長い髪がくるりと巻かれ、素手でケーキを食べる女子高生。拳銃を二丁携えていた。
男子生徒2「ようこそ。我が青蓮高校へ」
金の髪を横に流し、よくあるホスト風の格好をしているこの男だが、
拓海「生徒会長…なのか?」
その男は生徒会長席に座っていたのだ。
男子生徒2「ああ。見た目の話かい?これは君達がくると聞いたから準備しただけさ」
女子高生「ほら。普通でいいって言ったろ流夏」
吉永「まあまあ。とりあえず、自己紹介から始めようか」
すると六人は加賀と拓海の前に並んだ。
吉永「僕は吉永カズキ。一応生徒会副会長ってことになってる。よろしくね二人とも」
みちる「私は華城院みちる。この学校の保険教師よ」
桜「私は山口桜(やまぐちさくら)。書記よ」
男子生徒1「和泉真一(いずみしんいち)だ。生徒会役員」
女子高生「犬山美弥子(いぬやまみやこ)だ。役員だよ〜」
男子生徒2「そして僕がこの学校の生徒会長、一ノ瀬流夏(いちのせるか)だ。これからよろしく二人とも」
拓海「ちょっと待ってくれ。俺達はこの学校に編入するのか?」
加賀「僕達はアキレス大付属の生徒なんですが」
六人が目を合わせる。
流夏「アキレス大付属はもう再起不可能だ。それに、青蓮に入れば僕らが君達を守ることができる」
轟「そういうことだ」
フラフラになりながら轟は歩いて医務室からやってきたのだ。
みちる「轟先生だめですよ!まだ動いちゃ」
轟「吉永、一ノ瀬、二人に状況を教えてやってくれ」
吉永「本題に入ろうか」
六人は一斉にタバコを咥えだした。
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