毒入りスープ
[下僕の部屋](1/8)
ーーアンモニアが拘束される少し前、
下僕の部屋ではいとせが怯えつつも、足音の正体を探ろうとしていた。
ろうそくを向けた先からぼんやりとした人影がどんどんこちらに近づき、姿が見えてきた。
現れたのは一人の白髪の少女。
歳は10代後半といったところか。いとせ達と同じような白いボロボロのローブを着ている。瞳は赤く、肌は白い……いわゆる、アルビノというやつだ。
しかし、彼女達と違う点が二つ…………
そのローブが血に塗れていて、しかも少女が銃を一つ持ってることだ。
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