探偵みたいな高校生達(24th CASE)

ショーの開幕(1/22)


城の玄関のようなものをノックしたら、自動で扉が開いた。
音で探知か、あるいは赤外線で探知か。どっちでもいいか。

中に入ると、1人の男がやってきた。


壬「どうも、よくいらっしゃいました。私はここで皆さまのお世話をいたします、執事の神山と申します。浜様と工藤様ですね?おや、そちらの方々は?」


神山さんはオレ達を見て、次郎と一弥さんに訊ねた。
次郎が「オレの連れです」と答えると、笑顔になった。


壬「そうでしたか。ようこそ、『マジック城』へ。私は神山 壬巧です」


名前はもう聞いたよ、とは言えずにオレ達はただただ苦笑いしていた。
神山さんがオレ達を案内すると言って、先頭を歩き出した。


彰「‥‥‥見た感じだと、ただの城だな」


彰は辺りを見渡して言った。
これと言って怪しいものはどこにもない。『マジック城』と言うから、トリック屋敷と想像していたが、夢を壊された気分だ。
25
前n[*][#]次n
⇒しおり挿入
/107 n



⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?

[編集]