青色の声
 
[はじめての…](1/1)
 
『最近、小説やめちゃったの?』
「今は、温めてるのー笑」
『すっかり作者気取り』
すぐ馬鹿にするね、この手!笑」

相変わらず、
あおの手は生意気に動いています!

あおは、施設の先生として
私は、無事に資格をとることができ、
2人とも慣れないながら毎日笑って
仕事をしています。

あおの「余命」 を宣告されてから
半年がすぎました。

あおのお母さん、お父さんが決め、
あおの余命はあおにも
伝えることになりました。

『いろと一緒に生きたいよ』
と困ったように笑うあおに
声も出せず泣いた私。

22年も生きてきて言葉を使ってきたのに
どうして肝心なときには
上手く使えないんでしょう。


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