青色の声
[はじめての…](1/1)
『最近、小説やめちゃったの?』
「今は、温めてるのー笑」
『すっかり作者気取り』
「…すぐ馬鹿にするね、この手!笑」
相変わらず、
あおの手は生意気に動いています!
あおは、施設の先生として
私は、無事に資格をとることができ、
2人とも慣れないながら毎日笑って
仕事をしています。
あおの「余命」 を宣告されてから
半年がすぎました。
あおのお母さん、お父さんが決め、
あおの余命はあおにも
伝えることになりました。
『いろと一緒に生きたいよ』
と困ったように笑うあおに
声も出せず泣いた私。
22年も生きてきて言葉を使ってきたのに
どうして肝心なときには
上手く使えないんでしょう。
- 142 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品レビュー
⇒モバスペBook
[編集]
[←戻る]