[記憶の片隅](1/10)
――――――――
――――――――
僕は坂崎悠。
小学6年生。
サッカーが大好きだから、将来はサッカー選手になろうと思ってる。
今日の昼休みも、友達とサッカーして遊んでいたけどら、窓から見てる女子が応援してくれた。
だから僕はますます頑張った。
そんな僕にも、唯一憧れの存在がいる。
現役のサッカー選手の中にも憧れの選手はいるけど、そうじゃなくて身近な目標、憧れの人。
それが、“俊くん”
俊くんは、サッカーのすごく強い学校に通う高校生で、大きな大会にも沢山出てる。
部活の試合だけじゃなくて、県の選抜にも選ばれていて、僕はその試合を見に行った時に始めて俊くんを知った。
確かにそこにいる、身近な存在にこんなパワーを感じたのは初めてで。
テレビで見るサッカー選手はスゴイし好きだけど、なんか存在にリアリティがない。
僕は、この人みたいになろう、と決めた。
- 93 -
BACK NEXT
>>BOOKMARK
⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?
MAKE
←戻る