意地悪な君に

[記憶の片隅](1/10)
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僕は坂崎悠。
小学6年生。

サッカーが大好きだから、将来はサッカー選手になろうと思ってる。


今日の昼休みも、友達とサッカーして遊んでいたけどら、窓から見てる女子が応援してくれた。

だから僕はますます頑張った。


そんな僕にも、唯一憧れの存在がいる。

現役のサッカー選手の中にも憧れの選手はいるけど、そうじゃなくて身近な目標、憧れの人。




それが、“俊くん”



俊くんは、サッカーのすごく強い学校に通う高校生で、大きな大会にも沢山出てる。

部活の試合だけじゃなくて、県の選抜にも選ばれていて、僕はその試合を見に行った時に始めて俊くんを知った。



確かにそこにいる、身近な存在にこんなパワーを感じたのは初めてで。

テレビで見るサッカー選手はスゴイし好きだけど、なんか存在にリアリティがない。


僕は、この人みたいになろう、と決めた。

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