Rabbit look
[He shielded rabbits from the bitter cold. ](8/8)





「聞いたことないはず。兎子尾家は世間に一切顔を出していない王族。私はそこに仕えるアリア様の従者。そしてアリア様は王、父の実娘である、亞莉亞皇女。」




なんてこった。

皇女だったなんて…

でもそうなるといろいろ話は繋がるけど…

「その皇女が何故1人でここに?アリアが好奇心で抜け出したなら、ツバキさんは連れ戻すべきなのに学校に行か…」

「なにをっ!連れ戻すべき?ふざけるな糞餓鬼がっ!あそこはアリア様にとって地獄でしかない!アリア様はずっと…!」

「ちょ!ツバキさん声!アリアが起きちゃうよ!」

ハァハァと息を荒げツバキさんの目は憎しみと悲しみ悔しさ…いろんな感情が見える。



「一体、兎子尾家でなにが…?」

ツバキさんはグッと両手を握り目線はずっと下で語りだした。

まるで、思い出すのも酷。
声は終始アリアを想ってか



震えていた。




でも、なんとなく僕も分かった。
小さなお姫様を守ったのは
大きな黒のだったんだ。


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