天然お嬢様と憂鬱な召使い(と、時々優雅な公爵)
[優雅な公爵はナイトの過去と対峙する](1/13)
―――さらさらと、砂が溢れ落ちていく。
俺と彼の蜜月に期限を決めたあの日から、逆さまにした砂時計は、残された俺達の時間を如実に伝えてくる。
そして今日もまた、少しずつ、でも確実に、砂が溢れていく。
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