私と彼と彼
[佐藤君](1/12)

「はぁー、もうあっついな…」

私は手の平でパタパタと首元を扇ぎながら青空を見上げた。

梅雨もあけたばかりの初夏の朝。
ずっとじめじめしていた空が嘘のようにカラッと晴れ渡っている。

久しぶりに袖を通した夏服に汗がじっとりと染み込んでゆき
太ももにはりつくスカートの裏側がうっとおしい。

夏は嫌い。
暑いし、怠いし、
そのくせ周りは何だかワクワクし始める。

私がそんなことを考えながら学校への道を急いでいると

シャーっと
私のすぐ横を自転車が通って行った。





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