君はいつも
[消えた理由](1/16)
紘歌が転校してきて2週間経った。
まるで、ずっと一緒にいたかの様にクラスにはすっかり馴染んでいた。
「紘ー!今日帰りカラオケ行かない?いや、あんたは強制参加だ!」
中には紘(ひろ)≠ニ愛称で呼ぶ奴もいる。
「また雛はー、本当に紘気に入っちゃってさー。まぁ、うちも気に入っちゃってるんだけどー。紘行こ?」
それは転校初日にあの事で仲良くなった
笹森 雛とその相方の神楽 美華(カグラ ミカ)だ。
二人は学年でも目立つ方。
でも紘歌は今日の様に放課後に遊びに誘われたりしている。
「あーっと、ごめん!今日はちょっと秋と先約あるー。」
珍しく断りをいれて、二人の前ですまぬーっと両手を合わせて苦笑いする紘歌は二人より背が低い為小動物の様だ。
本当「可愛いなー、まじで俺やばいってどうしよう!」…秋。お前まじでやめれよ」
俺の様子を見ていたのか、ニヤニヤしている秋。
「だってさー、羽賀は紘を見すぎなんだもん、顔だって赤いよー」
「紘は鈍そうだから頑張んないと」
紘歌は誰とでも仲は良いが秋とはいつも一緒にいる、そのせいか俺といることも増えている。
「秋ーっ!お待たせー!」
話がついたのか秋に抱き着いてきた紘歌。羨ましい…。
でも俺を見ると明らかに嫌そうな顔をする。
「なんだよ。紘歌俺に見とれちゃった?」
からかっているつもりだけど、ちゃんと俺を見てほしい。
それが俺の今の気持ち。
更新止まってしまっていてすいません。
これから頑張って更新します。
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