探偵みたいな高校生達(19th CASE)
そして‥(2/3)
「また‥会えますよね?」
1人で照れ臭さと闘ってる中、仁美さんが訊いてきた。
オレは笑って答えた。
「もちろん。また‥いつかね」
そう言ったら、仁美さんも笑って県警の人のとこに走っていった。
「二階堂さん。あなたはどうするんですか?」
彰は訊ねた。
二階堂さんは少し考えて
「私は大倉知事の部下をやめるわ。彼のしたことが許されることではないのはよくわかったしね。だから、私もあの子達に負けないように頑張るわ」
二階堂さんも歩いていった。
青嶺さんは‥‥いっか。
問題は‥‥
「最上さん‥‥‥」
彼女だけは未だに表情が暗かった。
「最上さん‥あなた、もしかして山本さんのこと――」
「‥‥そうよ。私は彼が好きだったわ。片想いだったけどね」
そうか、それはツラいよな。
「‥‥最上さん。オレが思ったことだし、今となっては本当かどうかわからないけど、もしかしたら山本さんはあの時だけは思わず体が動いちゃったんじゃないかな?
ナイフの刺された箇所によっては死に至ったし、止血しなかったら死んでいたかもしれない。それでも、彼はあの時だけは死んでも悔いはなかったんだよ。どうしても‥守りたい人がいたからさ‥‥」
そうじゃないと、普通はできないよ。
最上さんはずっと背を向けていたけど、こっちを振り向いた。その目には涙が浮かんでいた。
「‥‥‥ありがとう‥永田くん‥‥‥!」
彼女も連れて行かれ、オレ達は東京へと帰るために飛行機に乗った。
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