探偵みたいな高校生達(19th CASE)
謎解き(2/12)
――――――――――
「大丈夫ですかね?警部。駿一くん達は」
「心配しても今は意味がねえよ、相沢。駿一達を信じるしかないさ」
ホテルの外でずっとみんなは待っていた。
警察である黒崎達は無闇に中に入ることはできない。人質である駿一達の身に何が起きるかわからないからだ。
いつもなら駿一達の推理力と正義感を信じ、自らの持てる権力をフルに使って彼らをバックアップしていた。
ところが今はこれだ。中に入って、彼らの手助けすらできない。
無力な自分が情けなかった。
「‥‥駿一くん」
ぎゅっとシャツを握りしめる少女。
たしかあのシャツは駿一のだったな、と黒崎は思っていた。
その少女の横にいる女の子が、少女の肩をずっと抱きしめていた。
さっきから「大丈夫」「永田なら無事だよ」「信じよう」と言っていることと過去の事件のことから、少女は本当に駿一の彼女じゃないかと推測。
黒崎は駿一達が無事だと信じているから、帰ってきたら吉川刑事と相沢刑事、そして一弥と駿一達5人でこの事を話そうと思っていた。
「駿一く〜〜ん!」
黒崎は大声でその名を呼んだ。
刹那、ホテルの最上階がオレンジ色の閃光に包まれた。
「‥‥‥えっ?」
みんなの表情は、まさに開いた口が塞がらない、だった。
そして、浅井川が先頭を切ってホテル内に入っていった。
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