龍と鳳凰の恩返しと、麒麟の慈愛
[―甦る愛しき騎士の記憶と、現れた光と闇の神龍@―](1/59)
―ルシファーが根城とする瑠璃の国の城にバロンと共に攻め込んだ“新緑の君”はついに瑠璃がいる部屋へと辿り着く!


しかし、ルシファーが瑠璃に“新緑の君”を近づけまいとして自分と瑠璃と沙羅、そして彼の間にダークシールドを張り、さらにルシファーは主(神)に呼ばれ、その姿が次第に薄れ消えそうになっていた沙羅を力付くで留めさせ、呪術を用いて沙羅の魂と瑠璃を一体化させてしまった!


その後、沙羅と瑠璃が一体化した彼女はルシファーに愛され、それを見ていた“新緑の君”はやがて耐えきれなくなり、ついに堪忍袋が切れた彼の姿は神々しい金色の姿へと変わり、その彼は“四霊神剣”に宿った麒の力を発動させダークシールドに斬りかかると、その聖なる光でダークシールドを浄化したのだった!


さらにその場に主(神)の命で沙羅を迎えに来たという大天使のリーダー格であるミカエルが現れ、死んだ人間の魂が生きている人間と一体化すると簡単には引き剥がせず、しかも、それが長引けばその人間の魂や意志は消え、死んだ人間の魂に身体を支配される事になるということを告げる。


そうしているうちにランダとの舞踏を終えたバロンもその場に駆けつけ、“新緑の君”は彼女と、瑠璃の父親であるクシャナ王をバロンの背に乗せ、自身もその背に跨ると、やがて“新緑の君”らを乗せたバロンは城から脱出し、神獣王国がある神秘の森の方へと駆けて行ったのだった!

一方のミカエルは突如その場に現れた四凶の一角・トウテツに襲われたが、とっさに光の玉となり間一髪でトウテツの牙を逃れると、やがてそのまま城から脱出し、自身も神秘の森へと飛んで行ったのだった。

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