好きの原点
[真実](1/7)
しばらくは親の立場や、洋平の事を考えて、いろいろと悩んでいた。

洋平はあえて何も言って来ないし、聞きに来ない。


それでも何かにつけて、私の事を気遣うそぶりが見えていた。


旦那の機嫌が悪いときは、私を庇って立ち向かってくれたり、買い物はいつもついてきてくれて荷物を持ってくれたり、家事も手伝ってくれたりした。

旦那は洋平が私のかたを持ちはじめ、自分に反抗的な事が腹立たしかったのか、だんだんと私たちにかまわなくなってきた。

いわゆる家庭内別居に近かった。


けれど洋平にとっては父親だし、洋平も辛かっただろうけど。



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