私は『所有物』じゃない
[恩師](1/2)

お母さんと新しい心療内科へ行った。



外観は病院!って感じだけど中は学校みたいな感じで人もまばら。


小さい会議室みたいなところに案内されると白衣の先生が来た。



先生「こんにちは、心理士の明るいと書いてあかりと言います!よろしくね!(もちろん仮名です)」




小さなテーブルと対面して私は素直に思ったことをポロッと聞いた。


「話し聞いてくれるんですか・・・・・?」


明先生はニコッと笑ってもちろん!と。




最初はお母さんと3人で部屋に入り自己紹介終えるとお母さんが退席して私と先生だけになった。


明先生「最初に約束するのは、私が優ちゃんから聞いた事を全部お母さんやその他の人に伝えたりしないし、逆にお母さんから聞いたことも優ちゃんには言いません。あともう一つ約束して欲しいのは我慢しないこと。思ってることは全部遠慮しないで吐き出して欲しいの。辛いのを出し切るお手伝いをさせてください。」


その書類も書いて

それを聞いて今までの事を全て話した。



泣きながら一生懸命話した。


死にたいと思ってることも必要とされてないことも全部。



気付いたら明先生も泣いてた。



途中お母さんも入室してみんなで一緒に泣いてた。



初めて否定せず話を最後まで聞いてもらえた



よく耐えたね、頑張ったねって認めてもらえた






もちろん尚の話もした。



すると

「優ちゃんはモラルハラスメントって言葉知ってるかな?」



ここで初めてモラルハラスメントという言葉を知った。




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