私は『所有物』じゃない
[自傷行為](2/5)

ある時近くに買い物に行ったら同じ高校の子に会った。



その時は親は近くに居なかった。



その子は
「尚くんと別れちゃったの?」

私は何て答えたら良いか分からず
「分からない」と答えた。


「尚くん、〇〇駅に△△ちゃんと一緒にいてさ。ここんとこ一緒に帰ってるみたい。優と付き合ってるのに何で?って思って、余計な事ごめんね・・・・・」


そう言われて頭が真っ白になった。


△△ちゃんは同じクラスで割りと仲良かったから。




私は金貸したし、元カノと比較されても笑って流してた。約束だってなんだかんだ言って守ってた。





悔しくて、悲しくて。






買い物の後は覚えてない。







暗くなっていつもの夜がきた時






私は2階の自室から飛び降りた。









生まれて初めての自殺未遂でお母さんは

「やだよーーー!死んじゃやだよーー!」と泣き叫んでたのを覚えてる。



私はひたすらごめん!!ごめん!!
と叫んでたのを覚えてる。






意識は失わなかった。









この時は神様って生きたい人の命は奪うのに生きたくない人を生かすんだなって思ってた。






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