青春と2回の不倫

[眠れない夜に](1/5)

この日もいつものようにバイトが終わり
私は暗い夜道を足早に家へ向かっていた。

ピコンと軽い音が響く。スマホを確認してみると、通知は岩田さんからのLINEだった。

「この前はごめん。仲直りしよ？」

という内容だった。返すのが面倒くさかった私は未読無視をして家に帰った。

あー私何やってんだろうと思いながらお風呂を済ませベッドに入った。

私はこれからのことを考えた。
自分の1度きりの人生このままでいいのかな…なんて

もちろん答えはノーだ。だけど、私は小心者だから行動に起こすことなんてできなかった。

時計は23時を刺していた。

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