妄想日記


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 ◎ ウツツ


「チュンチュンチュンッ」
騒がしい鳥の鳴き声で私は目を覚ました。

目を・・・覚ました・・・・

「な、なぬっΣ(゚□゚(゚□゚*)!」





目を覚ましたはずだった・・・
のに、なんで?なんでまだ昨日の夢の続きなの?
なんでここにイザヤさんがいるの?


そう、目を覚ました私には昨日のイザヤさんがいた。
しかもご丁寧に昨日の恰好のままだ。
私がイザヤさんに抱き着いている昨日の恰好のままだった。
しかし、唯一違うのはここが「臨也さんのアパートにそっくり」だってことだった。
私は一瞬にして昨日自分のやってしまったことを思い出し顔を真っ赤にすると、
あわててイザヤさんから離れた。


すると慌てて離れたせいか、離れ際にイザヤさんの顔を殴ってしまった。





あみ、一生の不覚・・・。




「んん〜・・・。」
と、色っぽいあの声を出して目をあけたイザヤさん。


そして、こちらに気付くとむくっとおきあがり、
「やあ、おはよう」
といった。

「オ、オハヨウゴザイマス」
あまりの唐突な出来事に思わずカタカナで発音してしまった私。
しかし、そんな私を無視してイザヤさんは先ほどの爽やかな声とは逆の拗ねたような声で言葉を紡ぐ。


「痛い。カオ 痛いんだけど。」


と。あみに殴られたと







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