姉がアスペ
カミングアウト編2(2/32)
だってさ、話しかけるたびに、表情に拒絶感が丸出しなんだもん
毎回毎回、話しかけると「うわ…話しかけてきた…」って顔してさ、笑いかたもひきつってるような、苦笑いのような、嘲笑っているような…
姉のペースで、機嫌直るまで待とうと思っても、私だって当時20歳でそこまで人間出来てはいなかった…
そんな毎日が続くと、私もあっさりと限界がきました…笑
基本的に家事はざっくりとだけど、担当制にしていて、姉は洗濯、トイレ掃除。私は部屋と、お風呂場の掃除。その他、料理や皿洗いはその時で、お互いにやるって感じ
実家から戻って数日たったある日…
姉が洗濯機を回していたので、ありがとうー。と声をかけたが無視された。まあ、それはいいんだけど…
なんと姉は、ご丁寧に私の分だけ避けて洗濯していたのです…
洗濯籠には私の衣類…いつもは、かけてあるバスタオルや、前の夜着てたパジャマも洗ってくれるのに、放置されてる
一緒に洗えない物だったのかな?量が多かったのかな?姉よ、これは意地悪じゃないよね…?
そう考えながらも、その日までにちょっとずつ貯金されてきたイライラが、ピークに達しそうだった…
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