美醜
[第2章](1/31)
藤岡くんと初めて喧嘩をして
初めて仲直りをした日から
一ヶ月が経った。
あの日藤岡くんと共に
アルバイトへ行くと
そこにヒロくんの姿はなくて。
新しく私の加えられた
シフト表を見ると
ヒロくんと私は
面白い程に、被っていなかった。
偶然なのか
故意なのかは分からないが
もうどっちでも良い。
ヒロくんと会った日、
私は初対面を装い
ヒロくんもそれに便乗した。
お互いにとってそれがいい。
ーつまりそういうことだ。
大学ではユズハとのことが
噂になると思いきや全くならず。
むしろハルナやらユズハの
取り巻きに嫌な視線を
向けられることも
陰口を言われることもなくなった。
何故だかいまだに分からないが。
そしてあとひとつ。
「マコー!おつかれっ!
この後飲みいこーよ!」
「うん、いいよ。」
元気いっぱいのミナトちゃん。
人懐こくて優しくて
そんな彼女のおかげで、
すっかり仲良くなることが出来た。
「わーい!ミナミも誘お!」
ミナミー!!と大声で
事務所へと駆けて行く彼女は
とても可愛いのに
気取っていなくて
友達であると共に
わたしの憧れの存在だ。
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