幸せの囀り
[2](1/12)


あの、医者のところへ泊まってから1週間は経っていた。

相変わらずホテル街から少し離れた場所に、いつもの定位置に座り携帯を弄り、男と寝ている生活を過ごしている。

自分でも出来ることならこんな生活から抜け出し、軽蔑されるような行為をしないで普通に毎日を生きたい。

本音を言えば友達、というものもほしい。

何処で私の人生は間違えたのだろうか。

母親のお腹に宿った時から、私の人生の歯車は動き出していたのだろうか。


さ、今日は誰が相手をしてくれるだろうか。




- 28 -

前n[*][#]次n
/39 n

⇒しおり挿入


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

[←戻る]