あの、医者のところへ泊まってから1週間は経っていた。
相変わらずホテル街から少し離れた場所に、いつもの定位置に座り携帯を弄り、男と寝ている生活を過ごしている。
自分でも出来ることならこんな生活から抜け出し、軽蔑されるような行為をしないで普通に毎日を生きたい。
本音を言えば友達、というものもほしい。
何処で私の人生は間違えたのだろうか。
母親のお腹に宿った時から、私の人生の歯車は動き出していたのだろうか。
さ、今日は誰が相手をしてくれるだろうか。