奴隷系男子とポイズン系女子の華麗なる青春。

致死率20%:[恋バナをしたい。](1/8)
ある日。


河野(うむ...何だろう)


なぜだか私が廊下などを歩いていると


女子達がチラチラと見てくるのだが。


・・・・これは一体全体どういう事だ?


いや、以前から見られる事は多々あったが

あの時の様な『怖いモノ』を見る目ではなく...これは.....。



河野「くそっ。全くわからん。なぜ見られなくちゃならないんだ」


私は視線に耐え切れず、屋上へと逃げ込んだ。



屋上には私以外誰も居ない。


ふふっ。あぁ、気持ちがいい。


やはり私は孤独が好きだ。



九頭「なのに私とは正反対ですね


河野「・・・・・・・・・・・・」


ちっ。最悪の先客が居たか。


振り返ると、ハサミを首に押し当てている九頭 茉莉が立っていた。


河野「・・・・・・・・何している」


九頭「自殺の練習です。本番は一発で死ねればいいのですが」


河野「アホか。する度胸も無いのに変な気を起こすんじゃない」


九頭はハサミをチャキッと揺らすと

怪しくニヤニヤと笑った。


河野「何だ貴様は。気持ち悪い奴だな」


九頭「知ってます。気持ち悪い顔だという事くらい。・・・・そんな事より」


ピョンッ


河野「・・・・・・・・っ?」


九頭はジャンプすると

河野の鼻先程の距離に顔を近付けた。


九頭「ふ〜〜〜〜・・・・む。うん...うんうん。やはり...」


河野「な、何だ。人の顔をジロジロと見るな」




九頭「・・・・河野さん。あなた...女の子の顔になりましたね


河野「・・・・・・・・・・・・」


は?



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