奴隷系男子とポイズン系女子の華麗なる青春。

致死率5%:[デートがしたい。](1/14)
ポイズン系女子、河野 玲とのデート当日。


朝起きると俺の携帯には


メール68件。

着信212件。


が表示されていた。



俺「何だこれ...」


メールの内容は全て今日のスケジュールと待ち合わせ時間。


『昼12時ジャストに駅前噴水広場集合。1秒でも遅れたら全裸で土下座しろ』



俺「これは遅れられないな」


俺はベッドから起きると着替えを始めた。



と。



トントン。


不意に部屋を誰かがノックした。


俺「朝から誰だ?母さんか?」


俺は重い体を引きずりながらドアノブを捻った。




俺「何だよ母さん...朝から」


河野「遅いぞ。何をしてるんだ。さっさと準備しろ」



俺「・・・・・・・・・・・・」


はい?


え?河野さん?何で?


ってか、俺まだパンツ一枚なんだけど。



俺「な、なななななな何で河野さんが!?」


河野「お前が待ち合わせ場所に来ないからだ。遅いぞ。何をしていたんだ」


俺「いや...だって。まだ朝の8時だよ?いくらなんでも早すぎなんじゃ...」


河野「新しく買った服を着て来た。どう思う」


俺「はい?いきなり何ですか?」


河野さんは険しい顔のまま、その場でクルッと一回転すると

俺の方を睨んできた。



俺「いや...まぁ。いいと思います」



ゴスッ!



俺「いっ...!?な、何だよ」


河野「お前は女心が全くわかっていないんだな。もう知らん」


俺「えぇぇぇぇ...」


河野「私のお気に入りだったのに。この服を貴様に見せる為に早く来たのだぞ」


少し頬を膨らましながら下を俯く河野さん。


俺「・・・・・・・・・可愛い」


河野「可愛いとか言うな馬鹿野郎!!



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