使命☆6 ( 1 / 21 )
神崎side
ふぅ〜、久しぶりに宿に戻って依頼の文が来てないか確認するか。
「なんだ?何処かに行くのか?」
そう声をかけたのはつまらなそうな顔をしている高杉だった。
「あぁ、少し宿に戻る。依頼の文が来ているかもしれないからな」
「そうか…………」
高杉がそう言ったと同時に神崎は高杉に背を向けて宿に向けて歩き始めた。
が………、
「待て」
と高杉に肩を掴まれてしまった。
「なんだ?」
「俺も行っていいか?」
「あ?お前が行っても何も楽しいことはないぞ」
「此処で寝ているよりは宿に行った方がつまらなくはない気がする」
高杉はそう言って神崎の肩を掴んでいる手に少し力いれる。
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