５月１日、よく晴れた日で
桜の花弁がひらひら舞い散っていた
―さわさわさわ‥‥‥
風の心地よさに私は髪をならした
『―‥‥うわぁ‥ここが‥』
槍で頑丈に固定されてある大きな門から私は覗いた。
父『明日からこの学園でがんばるんだぞ、凛』
私『はい、パピー！』
私の名前は 隣凛 リンリン。
明日からこのお城みたいに
大きい学校：私立桜冠弥等高等部学園に転入し、今日はその手続きと学園を知るために校内を探検
しに来た。ちなみに私は高等部の一年生。部活はまだ決めていないが、何よりこの学園の生徒は超一流でスーパー金持ちの社長の息子とか娘とかが主にいるらしい。
制服も公立と違い私立並に凄いんだとか‥この学園で三年間やっていけるか不安だけど冒険みたいで楽しみなのだ。
『あ、お待ちしていました。
隣凛様とお父様ですよね？
只今、門係が門を開けますので
少々お待ちください』
黒いスーツを身にまとった先生らしき男の人が出てきて、
頑丈そうな門がゆっくりと開いた。
パ、隣『‥‥‥‥！』
その行為にも私とパピーは
驚きを隠せずにいた
『ささっこの先へお進み下さい』男の人は城みたいな学園の方位に手を招いた
―中へ入ると、それはもう
豪邸みたいだった。
自分がお姫様になった気分だ…
横を見渡せば、花畑が。
下を見れば、コツコツと音がなる
もっと先へ行くと噴水が見えた。
（―こんな綺麗な所初めて見た‥‥‥）