プライベートレッスン ゆきの
プライベートレッスン
■[旦那様は人気者](1/15)
【真希★side】
いよいよ学校生活が始まる。
と言っても、本当ならば既に始まっていたのよ。
これもアイツのせいだ。
アイツがホテル代さえ払っていれば私は普通の高校生活を送れていたんだ。
「朝から元気ないね。それとも、新婚さんだからやり過ぎた?」
「おおっ、なんだなんだ? 朝から下ネタか?!」
「浩太! あんたまで余計な事言わないのっ」
「怒るな〜 事実を言ったまでだろ? な、真希♪」
朝から目立っている私。
それもそうだ。
あれだけ教室で皆の前で弘樹と言い合いしたんだし。
おまけに、あっちの話で言い合いしてたんだよね。今思えば恥ずかしい。
あ、それから浩太というのは私と麻尋のクラスメイト。
黒田 浩太(くろだ こうた)
浩太も弘樹には劣るけど、それなりにイケメン君だ。
教室の女子の中には浩太に視線を送っている子が何人かいる。
クラスの女子は私が気になるらしく数人の子が集まって私の前にやってきた。
「ねえ、佐藤さん。本当に杉山先生と結婚したの?」
「そうだよ。あ、これ指輪。先生から貰ったの。」
何か言われたときの為にと指輪を買ってくれた。
昨日、夜どこかへ出かけたと思たら帰宅して私の指にいきなりこれを付けさせた。
しかも、香水の匂いをプンプンさせて。
外で女と遊んできたんだろうけど、その足で指輪を嫁に渡すか? 信じられない。
「きれいね」
「じゃあ やっぱり影近先生の言ったこと本当なんだ」
「ショックよね・・・」
「大丈夫? 佐藤さんより美香の方が可愛いのに。」
「杉山先生に告白してみなよ。もしかしたらOK貰えるかもしれないし」
いや、告白して下さい。そして熨斗(のし)つけてあなたにあげます。
遠慮なくお持ち帰りしてくださいな。
悦びますから私。
って、言えたらどんなに幸せなんだろう。
集団の女子は言うだけ言ってどこかへと去った。
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