せんせいとしようよ♪2
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[遼太の憂鬱](2/5)
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「お前が持っていたクラスは就職コースだったろ。
この氷河期だ。
お前みたいな若造にとてつもないプレッシャーかけて潰したくなかったんだろ」


……目の前の障害にぶつかる前に、全て親に排除される過保護に育てられてる子供みたいだ。

俺、そんなヤワな育てられ方望まねーけどな。


「それに今年はもう少し上狙えそうなんだろ、野球部?」


その問いには返事はしないぞ。

狙えそう、じゃなくて狙うんだ。

「楽しみにしてるよ」


東矢のいつになく真面目な口調。


「ああ……」


静かに答えてタバコを灰皿に押し付け消した。

さて……そろそろ職員室戻って雑務片付けするか……

伸びをした時だった。


「なあ……」


東矢がタバコを口にくわえたまま話しかけてきた。

その視線は俺の左手首。


「ソレさ……」


東矢が指差しながら、タバコを口から外す。


……ああ……


自分でも指差された手首を見た。


――ひよが去年のクリスマスにくれた……ミサンガ……。

 

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