読みきり短編官能小説


山の中でカーセックス(1/3)


花子と待ち合わせをし、車である場所に向かっていた。


「ねえ、どこ行くの?」

「まだ、内緒だ。楽しみにしてろ」


俺は運転しながらそう言うと、花子は俺のことをジーと見つめているのがわかる。


「何だよ、熱い視線を送ってきて。いい男に惚れ直したか?」

「も、もう・・・知らない」


慌てて俺から目線をそらす花子がかわいくて、俺は信号待ちの間にチュッと花子にキスをした。


「太郎さんっ!?」

「何?物足りない?」

「ち、ちがっ」

「クッ・・・ホント、お前といると飽きねえな」


俺はコロコロと表情が変わる花子を愛おしく思いながら、山道を進んでいった。

そして、少し開けたところに車を止めると、花子と車を降りた。

花子と指を絡めて手をつなぎながら、ゆっくりとゆるやかな山道を進んでいくと、目の前にキレイに咲く桜の木が見えてきた。


「わ〜。すごくキレイ」

「だろ?ここさ、人もいねえし・・・穴場なんだよな。ここなら花子とふたりきりで、ゆっくりできると思ってさ」

「ありがとう。すごく嬉しい」


月明かりに照らされ、神秘的な美しさの桜の木を見つめている花子の横顔は、本当に美しく、俺は花子を後ろからそっと抱きしめた。


「お前、マジでヤバイな」

「ええ?何ですか、それ」

「桜よりキレイだ」

「そんなことないよ」

「お前のその表情・・・そそられるんだよ」

「んんっ」


俺は振り向いた花子の唇をいきなり奪うと、深く激しいキスをした。
そして、キスをしながら花子のスカートの中に手を入れて太ももを撫でた。


「あっ・・・こんな、とこで・・・ダメ」


キスの合間に、色っぽい声で花子はそう言うと、俺の手をスカートの上から掴んだ。

「そんな声出すなよ・・・ガマンできねー」

「ガマン、して・・・ください」


俺は唇を離し花子のスカートの中から手を抜くと、花子は安心したようにホッと息を吐き出したのがわかった。


「相変わらずカタブツだな・・・」

「もう、誰か来たら・・・どうするんですか・・・」

「はぁ・・・こんなとこ、誰も来ねえよ。とりあえず、車に戻るか」



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