禁恋--弟に愛されて--

 .・ 文 化 祭  12/12

 



ガチャッ






えっ…!?






「放送室の鍵はー?」






外から声が聞こえる






「放送員かもな」






心臓がドクドク鳴ってる






こんなとこ見られたら…






「職員室もなかったんだよね!用務員さんのとこ行ってみるか!」






足音はだんだん遠ざかっていった





「「はぁ―――」」






よかった






てか私何やってんだろ






「妃奈、ここ出よう」






「あっ…うん」






私は放送室を出ようと立ち上がった






「おいっ…妃奈!!」






「えっ?」






新は私の腕を掴んだ






そしてはだけたブラウスのボタンを閉めた






「お前このまま出ていくつもり?」






「あっ…ごめん」






私達がやってるのはいけない恋なんだよね






血が繋がってないけど姉弟なんだから






「妃奈?」






「あっ…ごめん、行こう?」






私と新は放送室を出た






「妃奈…続きは帰ってからな?」






そう言って新は私の髪がぐしゃぐしゃになるくらい撫でた






ばか新






私はこんなにいろいろ思ってるのになんでそんなに余裕なのさ






「怒った…?」






新のそんな顔みたら何も言えないよ






「…ううん、私先に戻ってるね」





「えっ…?一緒に戻ろうよ」





「走りたいの!!んじゃっ」






私はそのまま新を置いて教室まで走って戻った








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