二人は1つのココロ
[2×1=3…](1/13)
私の隣の家には、同い年の双子の男の子がいる。
幼稚園の頃から一緒に遊んで貰ってて、中学までは普通に接してた。
高校、大学は別になってしまって。
今、共に大学3年生。
20歳って、結構もう大人だと思う。
「え?!修ちゃんと章ちゃん来るの?!」
修二で脩ちゃん。
章真で章ちゃん。
12月。
冬休みに入って、レポートもひと段落。
コタツでゴロゴロしてた私に、お母さんが妙な事を言った。
「自分家にいればいいじゃん!もう子供じゃないんだから、留守番ぐらいできるでしょ!」
今日から3日間、隣の家の両親は出張に行くらしく。
その間、2人に晩御飯を食べさせてほしいと言われたみたいで。
「…何か…夜遊びが絶えないらしいのよね。その見張りも兼ねて、だから断れなくて」
夜遊び?!
どっちが?!
「…どっちもよ。…女の子が家に乗り込んだりとかするらしいのよ…放っておけないでしょ」
あの脩ちゃんと章ちゃんが?!
あり得ない!
ーーピンポーン
「あ、来たみたい!希、出て!」
えー?!私が?!
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